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Re:Earth CMS とはなにか

更新日

Re:Earth CMS は、テキストや画像だけでなく、地理空間データも扱えるように設計されたヘッドレス CMS です。

CMS(Content Management System、コンテンツ管理システム)とは、テキストや画像などのデータ(コンテンツ)を、コードを書かずに作成・管理・配信できる仕組みです。ユーザーは管理画面からデータを登録し、書き換え、削除します。

従来のCMSの仕組み

Re:Earth CMS が行うのは、ユーザーが登録したデータの管理と配信までです。データを表示する画面(Web サイトやアプリ)はユーザーが用意します。データは、API を通じてその画面に配信されます。

表示する画面が Re:Earth CMS の側に固定されていないため、同じデータを複数の配信先に配信できます。配信先だけでなく、データを登録する経路も複数にできます。管理画面のほかに、別の入力画面から API を通じてデータを受け取れます。Re:Earth CMS の中のデータは 1 つのままなので、ユーザーがデータを直せば、その修正は配信先のすべてに反映されます。

このように、データの管理と配信までを行い、表示する画面はユーザーが用意する形の CMS を、ヘッドレス CMS と呼びます。

たとえば、従来の CMS で Web サイトを作る場合、データを管理する仕組みとデータを表示するページは 1 つのシステムとして一体で、登録したデータはその Web サイトの中でだけ使えます。同じ内容をアプリでも配信するには、アプリの側にもう 1 つの管理を作ることになり、同じ内容のデータの管理が配信先の数だけ増えていきます。

従来のCMSではCMS内のコンテンツを別のアプリなどで再利用ができない

一方、ヘッドレス CMS では、データの管理が表示から切り離されています。管理は 1 つに一元化され、Web サイトやアプリ、さらにはデジタルサイネージのような機器にも、同じデータで配信できます。また、ヘッドレス CMS は表示を組み立てる処理を持たないぶん、動きが軽く、応答も速くなります。何に使うか、どんな技術で作るか、何と組み合わせるかを、データを作り直すことなくユーザーが決めることができることが特徴です。

コンテンツ管理からAPIを経由して、Webブラウザ・モバイルアプリ・IoTデバイス・デジタルサイネージへ同じデータが配信される仕組み

Re:Earth CMS では、次のことができます。

  • アプリや Web サイトのデータベースとして使う。 ユーザーは、どんな項目にどんな型の値を入れるかという、データの構造と型を先に決めます。アプリや Web サイトは、API を通じてデータを読み書きします。書き込まれたデータは、決めた構造と型に従って蓄積されます。簡易的なデータベースのように運用できます。
  • 同じデータを、複数の形で配信する。 地図に出す、一覧のページにする、表計算ソフトで開ける形式に書き出す、といった形で配信できます。どの形で配信しても元のデータは 1 つで、すべての配信先に同じ内容が届きます。
  • 複数の経路からデータを集めて、複数人で運用する。 現場で記録する人が使う入力画面をユーザーが別に作り、入力された内容を Re:Earth CMS がデータとして受け取ります。データが 1 か所にあり複数人が触れるため、誰がデータを作成・編集・公開できるかを役割ごとに決められ、レビューと承認を経て公開できます。データの変更履歴も残り、後から経緯をたどれます。

Re:Earth CMS の導入を検討している段階では、次の 2 つが強みになります。

  • 同じデータを複数の配信先で使える。 ヘッドレス CMS に共通の強みです。データの管理を変えずに、配信先を後から増やせます。
  • 地理空間データをそのまま扱える。 位置や形状を入れるための型として、ジオメトリオブジェクトとジオメトリエディタが用意されています。GeoJSON や 3D Tiles のファイルも、アセットとして保存して配信できます。

Re:Earth CMS を実際に運用する段階では、データを長く管理し続けることと、複数人で分担することがユーザーの課題になります。Re:Earth CMS には、この 2 つを支える機能があります。

  • データを過去の版に戻せる。 バージョン履歴が残り、過去の版を選んで復元できます。
  • モデルどうしを参照させられる。 同じ情報は 1 つのモデルだけに持たせ、ほかのモデルからは参照でつなぎます。データの管理はモデルごとに分かれたままです。
  • 本体のスキーマとは別に、管理用の情報を付けられる。 たとえば、誰が確認したか、いつ見直すかといった運用のための情報を、データに添えて持てます。
  • 役割ごとにできる操作を分けられる。 所有者・管理者・編集者・閲覧者の 4 つがあり、ユーザーは人ごとに割り当てます。